vol.2(コチラの記事は過去「2002年」の記事です) - タナベスポーツ - ブログ

vol.2(コチラの記事は過去「2002年」の記事です)

 

vol.2

6月に入り、例年より暑い日が多いようですが、
皆様お元気でお過ごしでしょうか。

いよいよ、6月後半から各地のスキーショップでは、
’03ニューモデルフェアーが始まるようですね。
当社もインフォメーションでお知らせしているとおり、ビッグゲストを招いてイベントを行います。ぜひご来店下さい。

世はまさにワールドカップ一色で大変盛り上がっていますが、スキー大好き人間もここで一気に盛り上がりましょう。

Vol.1で私のお気に入りスキーをお知らせしましたが、
今回はそのスキーのフィーリングを簡単な言葉でやさしく、チョット語ってみようかと思います

サロモン パイロットシステムスキー!

どの機種も、専用ビンディング付で、トゥ、ヒール共、1ヶ所でしかスキー本体とセッティングされていないため非常にフレックスがしなやかに感じます。

’03のデモ9パイロットは昨年デモ10パイロットと同モデルでたわみ感覚とレスポンスの良さで選ばれる方は、10,000円安くなりましたし、このスキーをお勧めします。

’03のデモ10パイロットはデモ9パイロットにメタルミディアムというプラスチックをグラスファイバーで編み込んだ、振動吸収性能の高い素材をプラスした事によって剛トーションと、俊敏さが高まり、より高速安定性が増したようです。

チョット後傾になってしまったときなどに、起こりがちだったトップのバタ付きもなく雪面抵抗を感じてターンすることが出来ます。
トーションが強く感じられますが、ロングでもショートでもOKです。
脚力のある方、体重のある上級者の方は、デモ10の方がいいかもしれません。

デモ8パイロットは、昨年モデルに比べ少し張りが出たように思いますが、相変わらずトップ、テール共、非常にしなやかで、思ったラインのターン弧が描けます。中、上級者男性、女性スキーヤーに本当に楽しい一台です。
中級者の方には、ラディウスが16mm前後と、少しサイドカーブが浅めでオールラウンドモデルでパイロットシステムスキーの機種が増えました。
価格もお手頃です。

ヘッドスキー

基礎スキーモデルはサイバーシリーズです。

トップモデルのi.c300よりi.c200の方が私にはよかったです。
トップ部分の雪面コンタクトがよく、早い時期からエッジプレッシャーがあり、スピードの中で落下してゆく感覚に恐怖感がありません。

ロングからミドルまで非常に安定感があり安心して滑れます。チョット強い張りのスキーがお好きな方にはいいと思います。

もう少し、しなやかなスキーをという方には昨年大好評だったXP60のグレードアップモデルi.c160をお勧めします。
トップ部分の雪面コンタクトがいいため方向付けが非常にやさしいスキーです。
中級男性にも、女性にも最適な一台です。

ロシニョールスキー

最近3~4シーズンくらいのロシニョールスキーは、非常にフレックス、トーションが硬く強いスキーが多いようですが、実際滑ってみると意外と硬さは感じません。

’03 PRO11.5 TWIN DECKは、ロング、ショート共OKですが、スキーが丸くしなっているという感覚が私にはあまりありません。
150cmと158cmの2サイズしかありませんが、私なら165cm~170cmくらいを履きたいところです。
もう少ししなって雪面コンタクトがよくなるかもしれませんね。

PRO10.5 TWIN DECK は、もっとしなやかで、サイドカーブも少し浅くなっていますので、あまり強く圧をかけなくても、楽にターンを始動できます。
ゲレンデスキーを楽しみたいという中級男性女性ともによいスキーです。

POWER PULSION 9DO,9DXは、それぞれ用途が分かれています。
どちらも、フレックス、トーション共、硬く感じます。
急斜面、ハイスピードの中では、チョット気の抜けないスキーのようですが、安定感はありますね。
9DOの方が、1台で種目別用途が広いと思います。
しっかりとしたポジショニングのとれる上級スキーヤーにお勧めします。

オガサカスキー

’03の一押しは、トップ形状が新しくなった、F.L..Fシステムを採用したモデルです。
角付したときにトップ雪接点が前方に移行する形状のため安定感が増し、雪面とのグリップがうんとよくなりました。
特にKS-TRは、私クラスの足前でも、方向付けがしやすく早い時期からフォールラインに落下にゆくターン弧の中で雪面に対し、エッジプレッシャーを強く感じます。
急斜面の中のスピードターンでも安定感があるので、恐怖感もなく今までより、スピードを出しても安心して滑れます。
ただし、母指球小指球に荷重していようとするポジショニングは必要だと思いますが。

トライアンシリーズ、ANを除けばどのモデルでもロングからショートまでOKですが、より上を狙っている方は身長に応じて種目別に長さをお選び下さい。

オガサカスキーの特徴のもう一つは、以前からウッド芯を採用し続けている事です。
店頭で実際スキーを手に取って押してみて頂ければお解り頂けますが、トップ部分とテール部分とではもちろん、しなりのバランスは違っても、滑走中非常に均一に丸くしなります。
そのため、トップからテールまでエッヂが雪面にすごく咬んでいる感じがします。

KS-TR, KS-STはロングやミドルターンの時など最高に気持ちのよい滑りが出来ますよ。
KS-SS, ALは昨年のトライアンS, Gのグレードアップモデルで、F.L.Fシステムではありませんが、ツインキール構造のお好きな方には、張りが強くてよいと思います。

 

今年度全日本技術選で猪又一之選手が決勝のジャンプ台の急斜面小回り他小回り種目で高得点を上げたスキーが、EターンFCですが、私もこのスキーがショートターンは一番楽しく、雪面コンタクトもよかったです。
F.L.Fに加えテール部分が少しツインチップ形状になっていて回転性能がすごくいいように思います。短くてもゲレンデスキーにはロングからショートまで用途の広い、フレックス、トーション共しっかりとしたフィーリングのスキーです。

 

ぜったい楽しいスキーです。トライアンGはF.L.Fシステムのサンドウィッチ構造で、しなやかなのに高速時における、方向性とグリップ力が一段と増しました。
FIS対応サイドカーブでよりロング専用ですが、競技用で有りながらも非常に扱いやすいスキーに仕上がっています。
ロングのお好きな方にぜひお勧めします。

 

技術選ではこのスキーのデザイン違いANという機種をほとんどの選手がロングに使用し、高得点を上げています。
決してフレックスは硬くはありませんが、
フレックス、トーション等のバランスがよいためだと思います。

種目別でスキーを2台以上使われる方は、ロングはぜひトライアンGかANをお勧めします。
小賀坂創業90周年記念特別限定モデルANは全国統一販売価格72,000円で、7月末までのお申し込みとなっています。

当社では7月末まで、カタログに掲載されているモデルは、限定モデルを除き、身長、体重、脚力、滑走日数、レベルに応じた、フレックス、レスポンス等をお好みに仕上げる特別注文スキーを受付けます。
ビックゲストも来店していますので、ぜひご来店の上、ご予約下さいますようお願いします。