vol.39(コチラの記事は過去「2005年」の記事です) - タナベスポーツ - ブログ

vol.39(コチラの記事は過去「2005年」の記事です)

vol.39

「誘い(いざない)

みなさんこんにちは。お元気ですか。梅雨入りしたところもあるのに意外と雨が少ないようですがみなさんのところではいかがでしょうか。台風のような被害をもたらす豪雨はこまりますが適度には降ったほうがいいですよね。

タナベスポーツでは恒例となりました‘06ニューモデルスキー用品早期予約フェアーを
6月25日(土)から毎週土曜、日曜を4週(7月18日(月祝)まで)連続で開催します。
オガサカ特選注文システムスキー、カタログ外レーシングモデル、限定販売スキー、ブーツ、ウエアー、チーム対応ウエアー、特別サイズウエアーなどなどこの時期しか手に入らないスキー用品をぜひご来店のうえご予約下さいますようスタッフ一同お待ちしています。
また豪華ゲストがお客様の用具選びのアドバイスをさせて頂きます。

ひげおやじがお奨めする‘06ニュースキー!
いつものように同じ斜面でいくつかのターン弧で同じように滑ってみました。私は競技スキー(ポールセット滑走)が苦手なのでオールラウンドに使用出来るスキーをフリー滑走で滑ってみたフィーリングです。
☆ ベストが3台になってしまいました。どれも甲乙付け難く困っています。

< OGASAKA KS-CH >
 第一印象はスキーが非常に落ち着いている。急斜面でも春の緩んだ雪でも安定感がバツグンによい。センター幅が広くなったニューサイドカーブと後方へ移動したニューセンターバランスのマッチングがいいのか、とにかくトップからテールまでしっかりと雪面グリップしているように感じる。ミドルからロングターン向きだろうと思っていましたが、長さのチョイスでミドルより少し小さめのターン弧まで十分OK! トップ幅に比べてテール幅が広くない分ターン後半のぬけが非常によい。オールラウンドに使うなら身長と同じくらいの長さがいいのではないでしょうか。

< HEAD DEMO iSUPERSHAPE CP13 >
 サイドカーブが深くショートからミドルターン用だが長さのチョイスでミドルより少し大きめのターン弧までOK! サンドイッチ構造でプレートもCP13で柔らかく強いエッジングが出来なくてもすごく撓ってターンし、非常にコントロールしやすいスキーです。

< ATOMIC LT:9 >
 ミドルからロングターン用となっているがミドルの少し小さめまで十分OK。すごく軽快感があり、STシリーズよりサイドカーブが浅い分どんなターン弧でも滑っていてすごく楽しい。中速から高速まで斜面を選ばず安定感もあり、いい意味でのずらしも出来、こぶもOK、中級からワンランク上を目指すスキーヤーにお奨め。

☆ スキーやブーツはスキーヤーの目指す種目、技量、身長、体重、性別、年齢、などによって機種や好みが大きく変わります。全日本また世界を目指している方、クラブに所属し何十日も山にこもる方、余暇をのんびりスキーで楽しむ方、家族サービスでお疲れスキーの方などそれぞれに合った用具を選ぶことがスキーの基本である「爽快で楽しい」
に繋がります。ひげおやじがお奨めする‘06スキーをもう少し!

< SALOMON DEMO 10 3V Pilot >
 昨年モデルとスペックは変わっていません。ビッグチップでショートターン専用のようなイメージがありますが滑ってみるとミドルの少し大きめくらいまでのターン弧は十分にOKです。サロモン独特の雪面を舐めるようなエッジ感覚ですごく軽快感のあるスキーです。2Vロングターン用もありますがこの1台でオールラウンドに使用出来ます。
 
< OGASAKA KS-GT >
 昨年のトライアンーSとスペックは同じですがニューセンターバランスを採用し、より乗り味をマイルドにした感じがします。ミドルからショートターン用ですが長さのチョイスでミドルの少し大きめまでOK。ショートターンを更にうまくという上級者にぜひ
 お奨めです。

< VOLKL SUPERSPORTS ☆☆☆☆☆ >
 スーパースポーツシリーズのなかでいつも人気NO・1のスキーです。スキーが軽いわりにはエッジプレッシャーもしっかりしていて斜面、雪質、スピードなどに対応幅が広く、どのようなスキーヤーでもオールラウンドに楽しめると思います。

< ATOMIC ST:8m >
 マグネシュームロッドの採用で非常に軽量のスキーですが、トーションはしっかりしている。ミドルからショートターン向きだが少し大きめまでOK.ちょっと休眠していた
 中、高年の方、中級からワンランク上を目指したい方などにはオールラウンドに使用出来る最適の1台ではないでしょうか。

< SALOMON DEMO 9 Pilot >
 Xボディースペースフレームの採用でよりトーションが強くなったようだが滑りの中ではサロモン独特のなめるようなエッジングは変わらずソフト感すらある。ロングターン用のイメージだが長さのチョイスでミドルの少し小さめまで十分OK。

< FISCHER AMC 900 Fti R/P >
 昨年のRX-10Sとスペックは同じで表面シートカバー、ニュープレートの採用で少しマイルドになったように感じる。ミドルからショートターン向きだがけっこう用途幅が広くオールラウンドに使える。安定感はあるのだがちょっと雪面にベタっとした感じがあるので好き嫌いがあるかも。うまく身体が使えれば斜度やスピードにあった積極的な滑りが堪能出来る1台です。

☆ 一応中級者からワンランク上のモデルでお奨めを選んでみました。先に書いたようにスキーヤーそれぞれによって受け取り方はさまざま違います。
ニューモデルがいい方、昨年モデルでも予算の安いほうがいい方、初めてカービングタイプのスキーにしようと思っていらっしゃる方、レディースモデルがいい方などお客様のご要望に出来る限りお答え出来るように品揃えはしているつもりです。
お時間の許す方はぜひこの期間中に覗いてみて下さい。心よりお待ちしています。

☆ 新しいスキーは使用前にプレチュンナップで、滑走面をフラットにし、ワックスを塗り込むことが普通になっています。もちろん何もしなければ滑れないということではけっしてありません。あくまでもより滑走、回転性能を向上させたい方の方法の一つです。
各国のスキーに対する考え方の違いや文化のちがい、もちろん製法上しかたのないこともあるでしょうがフラットにならないスキーがあります。雪上での雪面温度、スピード、滑走時のスキーの捩れ具合などで滑走面は常に微妙に伸び縮みしているためかならずしもフラット状態にこだわっていないメーカーもあります。
弊社調べでは小賀坂スキー以外はフラットのスキーは少ないです。しかしだからと言って商品がダメ、性能がダメということではけっしてありませんので誤解のないようにして下さい。実際選手が使用しているスキーのなかにはわざとフラットにしていないスキーがあります。しかし一般的にはフラットにより近い状態にしておくことは大切だし、かならずそのスキーの性能を十二分に引き出せると思います。
チュンナップ専門店ではフラットにすることが技術力でしょうから大変なようですね。

ブーツやインソールについても書きたかったのですが少し長くなってしまうので次号で!
これからじめじめと蒸し暑い日が続くと思いますが皆様お身体を十分ご自愛下さいますようお祈りしています。