vol.56(コチラの記事は過去「2007年」の記事です
vol.56
みなさんこんにちは。暖かくなったり、寒くなったり変な天候が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。
また三重県地方で地震がありましたね。我が家はマンション1Fなのですが結構揺れてすぐ地震だと分かりました。被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。
我が家の横に400Mくらい通りに添って長い公園があります。
ソメイヨシノと言うのでしょうか桜並木が続いています。4月初旬くらいから咲き初めて満開となり朝晩桜のトンネルをワンちゃんと散歩していましたが今は早咲きの桜は散ってしまい地面が白ピンクの絨毯となってしまいました。
それでも遅咲きの八重桜(間違っているかもしれません)と言うのでしょうか濃いピンク色の玉のように見える桜が今満開です。能登半島では今ごろが満開なのでしょうか。桜が少しでも皆様の心のやすらぎや癒しになればいいのですが。
第44回全日本スキー技術選手権大会が3月14日~17日の4日間新潟県苗場スキー場で開催されました。私は基礎スキーなのでこの大会は大好きです。
アルペンレーサーの参戦、佐藤 久哉選手男子初の3連覇なるか、阻止するのは誰なのか。
嶺村 聖佳選手の6連覇なるかなど注目度の大きい戦いとなりました。
現地で観戦された方々もたくさんいらっしゃるかと思いますが私は早速発売された店頭販売用で悪友?我満ヨッチが初プロデュースしたノースランド出版(スキーグラフィック)のDVDを購入し定休日に我が家で1日中テレビ観戦。
今回はサロモンイヤーでしたね。タイムで争うアルペンレースと違い色々なメーカーの息のかかった性格の違う審判員が見た目で採点する技術選では点数について賛否両論があって当然でしょう。
みなさんはどの選手がかっこよくてうまいと思いましたか。
でも間違いなく上位に入る選手はやっぱり誰が見てもうまいですね。初優勝の井山 敬介選手は本当にうまいと思います。私の勝手を言わせて頂ければ竹田 征吾選手は2、3位に入ってもおかしくない滑りだったと思いますが! それこそ賛否両論あって見る目がないと怒られますかね。
女子は前評判どおり嶺村 聖佳選手が貫禄の6連覇を達成しました。すごいですね。どの種目も派手さはないけれどミスをしないという安定度バツグンの滑りだったからでしょう。女子選手で言えば学連から初参戦で3位に入った小野塚 彩那選手、雪面に張り付いたようなスキー操作うまいですね。それと非常に大事なことなのですが目線と言うか顔がターン方向へ向くしぐさが何とも言えない雰囲気を出していましたよね。店内でもそんな話になったとき「ひげおやじさんもよく目線動いているよ。よそ見してるから」と言われて大爆笑。
各メーカーや大会に携わった方々の裏話を聞くとおもしろいですよ。また話せる時が来たら掲載しますね。
今大会を最後に引退表明した丸山 智彦選手(貴雄選手の兄ちゃん)、岸 昇治選手(ゴルフうまいですよ! プロに転向するそうです←ウソですよ)、海野 義範選手、武田 真樹選手、長い間感動をありがとう、お疲れさまでした。
大会中選手が使用していたスキー、ブーツなどマテリアルにも関心はありますがスキーウエアーもすごいですね。トップ選手は毎日着替えているようですね。‘08シーズン発売のデザインを着用しているのですが弊社でも6月末スタートの限定モデルスキー、ブーツ、ウエアー早期受注フェアーで予約販売いたしますのでチェックよろしく!!
3月31日(土)、4月1日(日)に予定していました岐阜ダイナランドスキー場ニューモデルスキー試乗会が雪不足のため中止となりましたので、4月3日(火)定休日に岐阜高鷲スノーパークスキー場へ試乗スキー30台以上持ち込み社員試乗研修会を開催しました。
雨の予報でしたが薄日が射す天気で朝一番から2~3時間はとても4月の雪質とは思えないくらい絞まってよく整備された2kmくらいあるダイヤモンドコースを使っての滑走は最高!
こんなに滑ったのは何年振りでしょうか。仕事ではなく仲間と思いのまま滑るスキーが一番楽しいですね。あ!違った‘08シーズンのためのスキーテストでしたよね。
ひげおやじお気に入りのスキーをご紹介します。毎年申し上げているとおり人それぞれ年齢、身長、体重、滑り方などが違いますので参考までに止めて下さいね。
でも今回は全社員でわいわいがやがや意見交換しながらの試乗会だったのでオールラウンドスキー部門としては80%意見が一致しましたよ。いつもながら私のテストはどのスキーも機種や用途に関係なく同じ滑り方(ロング、ショート、フリー)で滑ります。競技スキーは競技スキー班がテストしましたので今回私はテストしていません。オガサカKS-ST(プレート付)以外は総て専用ビンディング付の価格表示をしています。
第1位
SALOMON DEMO X2 178cm 定価 120.000円
エキップ2Vレースをベースにしたミドルからロングターン用スキー。
選手用ZZプレートをマグネシウム軽量化したプロトラックプレート採用によるためか
硬い雪でもちょっと春の日差しで緩んだ雪でもまったく関係なく非常にトップの捉えがよくスキー全体が丸く撓っているように感じる。
今までありがちだったバタつきがまったくない。
2台使い分ける方のロング用に、また1台でも長さのチョイスでオールラウンドに使える。
安定感バツグンの1台でしょう。XRも‘07よりは張りもよくなりました。
第2位
ATOMIC FR10 IB 166cm 定価 94.500円
‘08ラインナップの中では比較的トップとテール幅が広くないタイプですがRは16m
(166cm)でショートからロングターン、コブまで1台で十分対応出来る。
‘07のLT:9 DEMOに似たフィーリングだが構造、
プレートも大きく変化し軽量でスキー全体がしなやかになったように感じられる。
硬い雪ではほんの少したたかれたこともあったが非常にバランスがよく自分からスキーを動かしやすい。
上級級別テストなどには最適の1台でしょう。
第3位
HEAD i SUPERSHAPE MAGNUM SW 170cm
オープン価格 118.000円
スーパーシェイプシリーズの中では今までにないセンター幅71mm。
サンドイッチ構造と相まってトーション、フレックスとも非常にしなやかで操作しやすい。
1台でショートからロングターンまで用途の広いスキーに仕上がっている。
ターン前半から後半まで余分な力をかけずとも楽にターンしていく。
硬い雪のときは若干エッジが甘く感じるが全体的なバランスはよい。
これも上級級別テストには最適の1台。
第4位
VOLKL TIGERSHARK 10 FEET KROMICA 168cm
オープン価格 120.750円
目新しいスキーをご紹介します。
ステンレスで覆われたようなピカピカのボディー。
プロポーションの違う2タイプにそれぞれテール部に付いているスイッチ操作によってスキーの張りが変わるパワースイッチ搭載モデルを含む4機種。
スキー両サイドに内蔵されているカーボンスティックがトップショベル部分に内臓されているスプリングのテンションを高めたりフリーにしたりすることによってすごくスキーの張りが変わります。
ショートターン、ロングターンと言う使い分けだけではなくスキー全体の撓り、張りのお好みでON,OFFされると楽しいでしょう。
私が選んだのはスイッチの付いていないサイドカーブの深いほうの機種です。
値段も安いですし私には張りもちょうどいいくらいです。
雪面に対してどっしりとした感じでエッジプレッシャーもよくターン前半の捉えもよくミドルターンくらいが一番楽しいかも。
ネーミング、デザインは変更されても相変わらず軽快で操作しやすい CROSSTIGER TITANIUM(‘07 S5)はいいですよ。
第5位
OGASAKA KS-ST 165cm + FM-600 定価 103.740円
KS-GTに代わってミドルからショートターン用としてデビュー。
センター幅66mmと細い。
‘08オガサカのニューモデルはどの機種も部材変更によってスキーの張りが非常に強く硬いと言ってもいいくらいになりました。
今までのオガサカのイメージとは随分違い物足りなかった方々にも十分満足して頂けるでしょう。
KS-AM(オールマイティー)、KC-RVとも硬くなったが従来どおりトップからテールまでスキー全体が丸く撓っている感じは変わらずターン前半から後半までしっかりグリップしてくれる。
特にSTはセンター幅が細い分硬い感じはするもののよく撓んでくれる。
今年の全日本スキー技術選ではオガサカチームのほとんどの選手が小回り種目で使用し高い評価を得ている。
2台使用する方のショート用には最適でしょう。
またオールラウンドにはAMがいいのですが若干硬いことを考慮して下さいね。ST,AMとも折角いいスキーが出来ても'07とデザインが代わり映えしないのが非常に残念に思うのは私だけでしょうか。
このようにランク付けする根拠は何?と聞かれるかも知れませんがどのスキーも何本も滑ればそのスキーの持つ特性などが分かって来てそれに合わせた滑り方が出来てきます。私のテストは初めの1本目のフィーリングを大切にしています。
このスキーだけではなく他にも軽量で快適に楽しめるスキーもたくさんあります。
前述しましたように好みはそれぞれ違いますので参考として下さいね。
いよいよゴールデンウイークですね。春スキー、海外、温泉、帰省、家の片付け(私です)等
十分に楽しんで来て下さいね。
5日(土)、6日(日)は営業していますのでぜひお立ち寄り下さい。