vol.81(コチラの記事は過去「2010年」の記事です)
vol.81
<2011>ひげおやじのスキーマテリアルチェック!
みなさんこんにちは。 いかがお過ごしでしょうか。
暇な時期なのに「ひげおやじ」の更新さぼってしまいました。
タナベスポーツではGW中、弊社スタッフと五竜遠見スキー場でアカデミー校長西澤 秀和コーチによるサロモンJRレーシングキャンプ、赤倉スキー場で山田 卓也選手、竹鼻 健選手、若月 新一選手によるデモレッスンキャンプを開催。
両会場とも雪はゆるいものの十分な積雪と天気に恵まれ例年より参加者も多く大人も子供たちも楽しい春スキーを満喫して頂きました。
今シーズンは積雪が多かったのでGW前も「久しぶりに春スキーに行きます」というお客様がよく来店され、
試乗スキーを借りて行かれたり、お買い上げ頂いたりでやっぱりスキーシーズンが長いとお互いいいですね。
今号では恒例の「ひげおやじがお薦めする‘2010~‘2011ニューモデルスキー」について書きますね。
毎年表面デザインのみ変更、中身は同じというモデルがたくさんありますが来シーズンはスキー、ブーツとも各メーカーけっこういいものがありますよ。
ブーツではよくご存知のレクザムがいいですね。
私も永年愛用しています。
数年前のトップワールドカップレーサー用に開発されたプロトタイプモデルを市販モデルに。
更にアッパーシェル形状を日本人の体形に合わせ、より内傾角をとりやすいように前部を低く、後部を高く設計。
インナーブーツは足入れ感が断然よくなり今までシェル出ししていた箇所もまったく当たらずフィット感はバツグンです。
2月からずっと使用していますがエッジの捉えが早く非常に敏感になったと感じました。
ニューブーツでは一押しだと思います。
2月の基礎スキーキャンプ、3月の戸隠スキー試乗会、よませスキー場タナベスポーツカップなど雪上販促の前日をフリータイムとして例年のようにオールラウンドスキーを同じ斜面を同じ種目で滑りながらのフィーリングレポートです。 今回は甲乙付け難く1位が2機種になりました。
< ニューモデルスキーベスト5 >
第1位 SALOMON 24HOURS S5 POWER LINE + Z12 170cm
昨年モデル EQ 24HOURSに比べて一層スイングウエイトが軽く、撓みがよりしなやかになったと思います。
パワーラインにチタニュームを内蔵。 自分の思ったラインへスキーを動かしやすくロングからショートターンまで用途の広いスキーでしょう。 1台で1級及びそれ以上を目指すスキーヤーにはお薦めの1台です。
実は S3 とどちらにしようかと悩みました。 S3はパワーラインにマグネシュウムロットが内蔵されています。
チタニュームよりマグネシュウム素材のほうが比重は重いのですが軽快感がありすごくしなやかでスキーを動かしやすいので迷いましたがよりエッジグリップの強いほうを選びました。
第2位 ATOMIC D2 DEMO X TYPE-A + X12 169cm
このアトミックも上記写真の限定販売モデル XビンディングタイプとNEOXビンディングタイプと、どちらにしようかとまたまた迷ってしまいました。
Xビンディングタイプはセンター部分に内蔵されているラバー材を弾力性の強いものにし、上面のコントロールデックも強化し、更に非常に剛性の強い金属を使用した X12ビンディングを採用。
専用プレートもスキーからはみ出すほど幅広でより敏感に強いエッジプレッシャーを体感出来ます。
私の技術では斜面、雪質によってはちょっと手強いかなと思うときもありますがすごく雪面への捉えが早く強さとしなやかさも併せ持った1級以上を目指すスキーヤーにお薦めの1台でしょう。
また迷っていたNEOXビンディングモデルは昨年モデルに比べてセンター部分内蔵のラバー材を弾力性のやわらかい素材に改良し、よりしなやかで軽快感があり、切れはそのままに操作のしやすさを求められるスキーヤーには最適の1台でしょう。 両スキーともロングから少し小さめのミドルターンまで幅広く使用出来ます。
第3位 OGASAKA KS-GP-01 RC-600FLプレート付き 170cm
大きくプラスされたのはビンディング部分下に内蔵されたメタルプレート「PPF」パワープラットフォームファンクションとスキー表面部分に内蔵された特殊プラスチック素材「FLS」フルレングススタビライザーの搭載で走りの中での安定性、切れに加え粘りと張りのある撓りが出ました。
表現が変ですがスキーが軽く感じるのに雪面にベタっと落ち着いていると言う感じですね。 1級挑戦からそれ以上を目指すスキーヤーにはロングからショートターンまで1台でオールラウンドに使えるモデルでしょう。
専用プレートがFM600と2種類あるのですがRC-600FLのほうが剛性が強く足元のグリップ力が増すのでいいと思います。 よりしなやかさを求められる方にはFM600をお薦めします。
また種目によって2台使用されるスキーヤーにはTC-SX、LXをお薦めします。
第4位 VOLKL SD SPEEDWALL + M12.0 165cm
とにかく軽いです! ウッドコア、チタニューム強化材使用のサンドイッチ構造としては本当に軽いです。
このモデルはミドルからショートターンに適しているのですがミドルより少し大きめのターン弧まで十分に使用出来るでしょう。 ターン始動、エッジの切り替えが非常にしやすく思った以上にエッジグリップも強くしなやかさのなかにも適度の張りを感じるスキーです。 ちょっと話題性のあるところはサイドウォールに滑走面と同じ素材が使用されていることでしょうか。 サイドウォールにもワックスを塗ることによって雪面抵抗が減りより滑走性能が向上するということですよ。 ショートターンの苦手なスキーヤー、軽いオールラウンドスキーをお望みのスキーヤーにはお薦めの1台でしょう。
第5位 HEAD i SUPERSHAPE TITAN(タイタン) + FF PRO14 170cm
1位~4位とは少し用途の違うスキーです。プロポーションが128-78-114と全体的にワイドになっています。形状はワイドでもエッジグリップもしっかりしているし、しなやかさのなかにも適度の張りと粘りもあり、走りや切れだけを求めるのではなく斜度、雪質、種目に関係なく1日楽しく、楽にスキーをしたい中、上級オールラウンドスキーヤーにはお薦めの1台でしょう。
いつものことながらスキーヤーはレベル、身長、体重、性別、スキースタイルがそれぞれ違います。
予算も色々なのであくまでも参考にして下さい。 値段の高いスキーが必ずしも合っているとも限りません。
表面デザイン、ネーミングは違っても本体は昨年と同じというモデルが今回もベスト5に十分入るものもあ
りましたが対象外としました。 また6位以下がダメということではけっしてありません。
来シーズンはまだまだお薦めのスキー、ブーツがたくさんありますよ。
いよいよ6月ですね。 各地でスキーフォーラムなどイベントが始まり出します。
タナベスポーツでは6月26日(土)~7月19日(月祝)第1弾ニューモデルフェアーを開催します。
限定モデルやチームスキーウエアーなどこの時期だけの特典もご用意。 ぜひご来店下さい。
タナベスポーツ専用駐車場を完備しました。(10,000円以上お買い上げで2時間まで無料)
是非ご来店下さいますようスタッフ一同心よりお待ちしています。