vol.47(コチラの記事は過去「2006年」の記事です)
vol.47
皆さんこんにちは。お元気でしょうか。大阪では乗り物や屋内ではクーラーが稼動していますよ。
梅雨にも入ったようで雨の日が多いですね。 皆さんのところではいかがでしょうか。
9日に開幕したサッカーワールドカップのオープニングセレモニーはよかったですね。 にわかサッカーファンでも往年の名選手の登場は感動ものでした。スキー界ならばどんなおじさん達が
登場するでしょうね。ぜひ一度見たいものです。
各地のスキー(スノーボード)専門ショップでは、いよいよ6月後半から‘06~‘07ニューモデルフェアーがスタートします。弊社でも6月24日(土)から7月17日(月祝)までの4週土曜、日曜に豪華ゲストをアドバイザーにお招きして開催します。
ウエアーは限定販売モデル、特別サイズなどを含めチームオーダーも7月20日締め切りです。1着から受注OKで確実にご希望商品が確保出来ます。遠方の方もぜひお立ち寄り下さい。
前号ではお奨めスキーをご紹介しましたので今回はブーツについて少しだけ。
スキーブーツは一般的には試乗スキーのようには試し履きして滑ることが出来ません。各メーカーのショップ向け商品説明会に参加し、色々なモデルを履いたうえで扱いモデルを決めています。その後店頭に入荷したブーツをスタッフで履きながら意見交換をして商品知識を磨いています。
皆さんもそれぞれ足の形が違いますのでブーツ選びにはかなり悩まれることでしょう。ブーツ選びで大切なことの一つはシェル硬度が自分の技術レベルに合った可動域でしっかり足首や身体を動かせるかがポイントだと私は考えています。ご自分の足型に最初からジャストフィットするブーツが最適ですが、甲高、幅広、外反母趾などを考慮しつつ、色んなモデルを履いてみて下さい。インナーブーツパッドが徐々に足型に添って変形して来ますので履くほどにフィット感は増して来ます。インソールを既製品から自分の足裏型に成型したものに入れ替えることで飛躍的にサポート感、フィット感、左右へのバランス感が向上します。しかし何日履いても痛みが治らない場合は箇所によって処置方法は違いますがチュンナップすることでほとんど解消します。
カタログや専門誌をご覧頂ければお解かりだと思いますが話題性のあるブーツを選んでみました。
< レクザム >
先のトリノオリンピックで表彰台に上がった国産初のブーツとしてご記憶にあるでしょう。
国内でも全日本スキー技術選で2連覇の佐藤 久哉選手、弊社に勤務していた女子3位太田 真由美選手、片桐 貴史選手、徳武 剛選手などが使用しています。ひげおやじも愛用?
ボトムアップをシェル一体型とし、ねじれ剛性と相まって一段とコントロール性がよくなったようです。インナーブーツの高さを低くして今まで以上に脚が動かし易くなりました。
ラストの狭いDATAシリーズと若干狭いFORTEシリーズにさらにシェル硬度も選べる
バリエーションで中、上級者には選択肢が増えるでしょう。またカントプレート、フットベッドなど専用パーツが豊富に揃っているのでお好みにチュン出来るのもうれしいです。
< サロモン >
ネーミングは「ファルコン」。ラストからまったく新しくなって登場。穴あきはどうなったのと言いたいですが、ロアシェル全体のシェル肉厚を各部分で段階的に変えることで微妙な剛性バランスを出しています。ラストは今までに比べより足型に添って狭くなりましたが隙間のないフィット感がありますね。またすごく軽くなったしクリスタルカラーはシェル透明度も増してよりおしゃれっぽいブーツとなりました。シェル硬度も色々あり足入れもしやすくなって総てのレベルの方に対応出来ると思います。
< アトミック >
基本的にはロゴデザイン以外変更はありません。しなやかでねばり強い樹脂を使用し、素材特性を最大限に発揮させるため着色剤を混入せず樹脂素材本来のホワイトカラーを継続。
その特性を生かしてスキーのフレックスに合わせてブーツソールにも柔軟性があります。
フレックス硬度が3種類でラスト幅もシェル肉厚とインナーブーツ素材を変えることで選ぶバリエーションが増えました。指先部分の足入れ感も従来どおりよくて昨年からの人気も更に上がることでしょう。
< ノルディカ >
人気絶大のドーベルマンブラックブーツ。WCの名称がアグレッサーに改名。100、130,150の3種類のシェル硬度は変わりませんがオフセットを小指側に1.5度振ったことで、もしかしたらスキーヤーの滑り方によって良し悪しが出るかも分かりませんがテストではターン前半の雪面の捉えがよくなり評価はよかったようです。
< ラング >
4シーズン続いた現在カタログ記載モデルからラスト形状も一新して往年のラングブーツが復活。ラストはかなり狭くなりましたがラング好きの方には待ちに待ったモデルかも。鮮やかなブルーに加え軽量にもなりました。私個人的にはインナーブーツの背面の高さだけがちょっと気になるところです。
早期に入荷するスキー、ブーツは中、上級者モデルが多いために一応そのクラスモデルで昨年より大きくマイナーチェンジ、モデルチェンジしたブーツをお知らせしました。先に記したように
スキーヤーそれぞれ滑り方も用途も老若男女足型も違いますので、どのブーツが絶対によいということはありません。じっくり色んなモデルを店頭で履いて下さい。
サムライブルーを皆んなで応援しましょうね。